2013.11.24 第24回音楽セミナー報告

第24回TOSS音楽セミナー
「TOSS音楽×TOSS体育」 
 〜表現とリズム、感覚統合・脳の仕組み〜

11月24日(日)に終了しました。ご参加ありがとうございました。

<参加者感想>
・TOSS音楽・TOSS体育のトップを走られる先生方の授業では「何だかわからないけど楽しい!!」と魔法にかかったように歌って動いていました。楽しい授業が、何故こんなに心地よいのか?子どもたちのどんな力を伸ばそうとしているのかを、伴先生や宮尾ドクターたちの解説によって、知的に裏打ちされていき、とっても学びが深まりました。

・宮尾ドクターは、ソーシャルスキルを身につける話の中で「一体感を育てる」ことの大切さを強調されていました。ペアで活動する、声をそろえるという活動はTOSSの中でも基本的にどの教科でも行われているので、改めて向山実践のすごさがわかりました。

・第一声の授業技量検定から、先生方の澄み渡る声で圧倒されました。心地よいリズムとおだやかでやわらかいリズムで軽快に進んでいく。そのような授業を積み重ねていくと、子どもたちは伸び伸びと安心して本来の力を発揮していくだろうなと感じました。

・伴先生のコメントで、体育と音楽それぞれの支店における表現活動の本質の部分の違いを知ることができました。似て非なるものであることが分かり、教師の見取り方でそれぞれの教科で力を伸ばしていく必要があると感じました。また、奏法で取り入れることで、楽しく能力アップになると思いました。

・「脳幹」を鍛えることは、鉄棒にぶら下がったりトランポリンをしたりすることだけでなく、他でもできること、さらには「脳幹」「辺縁系」「大脳皮質」とのつながり、統合を強化できることをしりました。映画館で足を踏まれて『痛い!』と感じるのが「脳幹」。『痛い!』と騒ぐのが「辺縁系」。ここは映画館だから『痛い!』とはいえないと考えるのが「大脳皮質」。この3箇所での統合ができていなくて『痛い!』と暴れるのがADHDの子である、という説明が本当に説得力がありました。

・幼児期からあたりまえに遊びとして取り入れられてきた「わらべうた」や「お手合わせ」なども、脳の発達やひいては社会性を身につけてゆくことにつながっていくことは、とても不思議なことだと思いました。

・宮尾先生の、今日のような授業はSSTにも匹敵する、というお話が心に残りました。

・感覚統合について初めて知ったことばかりでした。発達の順が上から下へ、根幹から末端へ、小指から親指へと知り、またブレイン事務で体感し、音楽や体育の授業はもちろん、他の教科でも意識して取り入れようと思いました。

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実際に子どもたちのように授業を受けてみます。 身体を動かすと楽しくなります♪

実際に子どもたちのように授業を受けてみます。
身体を動かすと楽しくなります♪

<当日時程>

10:30〜 TOSS授業技量検定・一般模擬授業

11:00〜音楽と表現活動・体育と表現活動(模擬授業形式)

11:35〜 「体育と音楽」 講師:伴一孝氏

11:50〜 休憩

12:45〜「感覚統合」を授業で生かす 感覚統合の基礎基本
      福田恵美子氏のスマッシュ映像を解説

13:35〜「指導事例」(音楽と体育の模擬授業形式)
   1.わらべうた   2.基礎基本
   3.体育と音楽   4.感覚統合
      解説:石川裕美氏、鈴木恭子氏、関根朋子氏

14:15〜 休憩

14:25〜「体を動かすこと、ボディ−イメージを育てていくこと」
     〜脳科学の視点を生かした音楽授業・体育授業〜
        講師:宮尾益知氏

15:05〜 TOSS音楽最前線 講師:関根朋子氏

15:05〜 TOSS最前線 講師:伴一孝氏    

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